プレスリリース

世界初のメタバースシンクタンク Metaverse Japan Lab設立のお知らせ

「一般社団法人Metaverse Japan」(代表理事:長田新子、馬渕邦美、以下MVJ)は、世界初のメタバースシンクタンクとしてMetaverse Japan Lab(以下MVJ Lab)の設立を発表しました。
MVJ LabはMVJにおける各種活動(WG等)や、国内外の産官学組織と連携した社会実装や研究活動、知の結集を通じた発信・シンクタンク業務、ルール形成・国際標準策定等を行います。コンセプトは下記の3点です。

「日本から世界へ」

日本発の取り組み・コンセプトのグローバル発信・プレゼンス強化や、 国際機関・企業との連携、ルール形成・国際標準策定を実施する。

【「産官学の知が循環するテクノロジーハブ」】

日本発の取り組み・コンセプトのグローバル発信・プレゼンス強化や、 国際機関・企業との連携、ルール形成・国際標準策定を実施する。

「MVJ活動の横連携・社会実装推進」

MVJにおけるWG活動や各種活動を横串で連携し社会実装を推進する。

既に連携している世界経済フォーラム(World Economic Forum)や、グローバルでのMetaverse標準化組織のMetaverse Standard Forumとの連携をより加速し国内外での活動を行って参ります。

また、体制としては名誉顧問にはカーネギーメロン大学ワイタカー記念全学教授の金出武雄、顧問には東京大学大学院教授の江崎浩が務める予定です。Lab長については近日発表します。

MVJ Labの体制

アドバイザーには国際メタバース標準化組織のMetaverse Standard ForumのチェアマンのNeil Trevettと、慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章が参画。東京大学生産技術研究所特任教授の豊田啓介もMVJ理事として参画します。事務局長・研究員として慶應義塾大学研究員の小宮昌人が活動予定で、今後随時発表予定です。

研究員については国内外でメタバース分野での優れた研究実績のある方を募集するとともに、企業からの委託研究も募集致します。

 

MVJとしては「日本から世界へ」をコンセプトに産官学の知が循環するテクノロジーハブ創出を目指し、MVJ Labの活動を進めて参ります。

【Metaverse Japan Labメンバー】

名誉顧問:
金出 武雄(カーネギーメロン大学ワイタカー記念全学教授/京都大学高等研究院 招聘特別教授/産業技術総合研究所 名誉フェロー)

<経歴>米国カーネギーメロン大学コンピュータサイエンス学科及びロボット研究所においてコンピュータービジョン、マルチメディア、マニピュレーター、自律移動ロボット、医療ロボット、センサーなどのロボット工学の複数の分野においてテクロノジーの先駆者として、複数アルゴリズムや応用技術を創出してきた。1990年代にいち早く自動運転プロジェクトを実現したほか、コンピュータービジョンで最も基本的で幅広く使用されているアルゴリズムの1つであるLucas-Kanade法、マルチカメラスポーツメディアとして使用されるリプレイシステムなどの成果もある。インパクトファクター(H指数)においてもトップのコンピューター科学者の一人であり、400以上の雑誌出版物と15万の引用件数といった実績を誇る。京都賞受賞者、文化功労者。

 顧問:
江崎 浩(東京大学 大学院教授/デジタル庁 シニアエキスパート)

<経歴>1987年 九州大学 工学部電子工学科 修士課程修了。同年4月 (株)東芝 入社。1990年より2年間 米国ニュージャージ州 ベルコア社、1994年より2年間 米国ニューヨーク市 コロンビア大学にて客員研究員。1998年10月より東京大学 大型計算機センター助教授、2001年4月より東京大学 情報理工学系研究科 助教授。2005年4月より現職。WIDEプロジェクト代表。MPLS-JAPAN代表、IPv6普及・高度化推進協議会専務理事、JPNIC副理事長、日本データセンター協会 理事/運営委員会委員長、デジタル庁 シニアエキスパート。工学博士(東京大学)。

アドバイザー:
Neil Trevett(Metaverse Standard Forum Chair / VP Developer Ecosystems at NVIDIA Khronos President)

<経歴>NVIDIAのデベロッパーエコシステムのバイス・プレジデントとして、GPUアクセラレーションを活用したアプリケーションの実現に取り組んでいます。ニールは、20年以上にわたってクロノス・グループの会長に選出され、世界中で数十億人が使用するOpenGL ES標準を開始し、ポータブル3Dと拡張・バーチャルリアリティのためのWebGL、Vulkan、OpenXR API、glTFランタイム3D資産フォーマットの触媒となることをサポートしています。最近では、ニールは、2,200以上のメンバー組織を持つMetaverse Standards Forumを立ち上げ、現在その会長を務めています。

宮田 裕章(慶應義塾大学医学部医療政策 管理学教室 教授/一般社団法人Metaverse Japan理事)

<経歴>1978年生まれ 慶応義塾大学 医学部教授
2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)
早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、2009年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、2014年4月同教授(2015 年 5 月より非常勤) 、2015年5月より慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授
2016年国立国際医療医研究センター国際保健政策・医療システム研究科グローバルヘルス政策研究センター科長(非常勤)。
専門はヘルスデータサイエンス、医療の質、医療政策。
データを活用した社会変革を様々な分野で実践。活動分野は医療だけにとどまらない。厚生労働省の「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」委員の一人。NCD(National Clinical Database)の構築なども手掛ける。

豊田 啓介(東京大学生産技術研究所特任教授/建築家/一般社団法人Metaverse Japan理事)

<経歴>1972年、千葉県出身。1996~2000年、安藤忠雄建築研究所、2002~2006年、SHoP Architects(ニューヨーク)を経て、2007年より東京と台北をベースに建築デザイン事務所 noiz を蔡佳萱と設立。2017年、スマートシティのコンサルティングを行うgluonを金田充弘と設立。
2025年大阪・関西国際博覧会 誘致会場計画ディレクター(2017年~2018年)。建築情報学会副会長(2020年~)。大阪コモングラウンド・リビングラボ(2020年~)。2021年より東京大学生産技術研究所インタースペース研究センター特任教授。 建築やインテリアの設計からスマートシティまで、モノと情報をつなぐ領域のデザインと理論を実践と研究両面から探究。近年は動的サイバーフィジカルシステムとしてのコモングラウンドの構築と実装を産学両面から主導している。

玉城 絵美(H2L Inc. CEO/琉球大学工学部教授/一般社団法人Metaverse Japanアドバイザー)

<経歴>人間とコンピュータの間の情報交換を促進することによって、豊かな身体経験を共有するBodySharingとHCI研究とその普及を目指す研究者兼起業家。2011年に手の動作を制御する装置PossessedHandを発表しTime誌が選ぶ50の発明に選出。2012年にH2L,Inc.を創業し、UnlimitedHand、 FirstVRなどの製品を発表しサービスへと展開。

事務局長 兼 研究員:
小宮昌人(慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科研究員)

<経歴> 1989年生まれ。慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科研究員など。野村総合研究所などを経て現職。専門は産業・都市分野におけるメタバース・デジタルツイン活用、データ共有圏(GAIA-X/Catena-X)、プラットフォームビジネス、ロボティクス等。書籍『メタ産業革命~メタバース×デジタルツインでビジネスが変わる~』、『製造業プラットフォーム戦略』『日本型プラットフォームビジネス』、Webメディア ビジネス+IT連載『デジタル産業構造論』、MONOist連載『インダストリー5.0と製造業プラットフォーム戦略』など。

TOP